きのうは指揮者・小澤征爾さんの一周忌とのことで、特集が組まれたテレビ番組が放送されていた。それを観たらクラシック音楽を聴きたい欲がどんどん出てきてしまって久しぶりにYou Tubeサーフィンをして時を過ごす。
Eテレの『クラシックTV』では「世界に挑んだ指揮者 小澤征爾」と題し、ゲストの指揮者の下野竜也氏とヴァイオリニストの矢部達哉氏が思い出を交えて小澤征爾さんの偉業について語る内容となっていて、音楽素人の私が聴いても大変面白くもっと観ていたい気持ちにさせられた。若い小澤征爾さんが指揮するストラビンスキーの「春の祭典」の映像を見ながらわかりやすい解説をしてくださるのだが、下野氏がその凄さに「ひれふしたくなる」とおっしゃっているのを聴いたら、「春の祭典」全曲を聴きたくてたまらなくなった。You Tubeで探したところ、映像があるではないか! すぐに最初から最後まで全部通して観た(聴いた)のだった。あぁ、嬉しい。
「春の祭典」を聴くと私の頭の中にはバレエの映像が自然と思い浮かぶ。何度そのバレエを生の舞台を観たかしれないベジャールの「春の祭典」である。これもまた映像を観たくなってYou Tubeで探してみたら、シルヴィ・ギエムと首藤康之が踊る抜粋の映像が出てきたので鑑賞。あぁ、これも全部通して観たい! ベジャールのエッセンスを一度感じてしまうともっと観たい欲が止まらなくなり、今度は「ボレロ」を。それもジョルジュ・ドンの踊りがたまらなく観たくなって飽きもせずに3回も連続で観てしまった。おそるべし中毒性。
これら熱に浮かされたような私のクラシック欲を満たしてくれた映像の仕上げは、録画してあったNHK BSの『BSスペシャル 小澤征爾が遺したもの〜私たちへのメッセージ〜』だ。終始涙が止まらず、これ以上泣いたら翌日に響いてしまうと思いながら最後までしっかり鑑賞した。どうしてこんなにも胸を打たれるのだろう。小澤征爾さんの音楽を聴いている間、本当に幸せなのだ。亡くなってもその音楽は残り、こうして観たいとき、聴きたいときに触れられるのはありがたい。
今月はまだまだ特集番組があるようなので楽しみは続く。
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