郵便局めぐり【札幌・福住】

芦別から江別へ行き一泊し、翌日東京への飛行機は夜便にしたので日中は時間があった。どうしても今年中に一度行っておきたい場所があり、その周辺の局めぐり計画を立て実施した。札幌は紅葉真っ盛りで彩られた木々が美しかった。

まずは札幌までJRで出てから地下鉄・東豊線に乗り、豊平公園駅で下車。豊平(とよひら)郵便局へ徒歩で向かう。片道20分弱。しかし、東京だと20分の徒歩など割と当たり前の範疇であるのに対し、北海道で20分歩くとなんだか随分と遠い気がしてしまう。郵便局に着いたらいつものように旅行貯金をして、風景印をもらう。豊平郵便局の局名印はリンゴの絵がついており、スタンプの色も赤くてとても可愛らしかった。

風景印の意匠は
・羊ケ丘展望台の遠景
・羊。

可愛らしい絵柄に疲れも吹き飛ぶ。

来た道を戻りふたたび東豊線に乗って今度は月寒中央駅で下車。駅から徒歩3分の月寒(つきさむ)郵便局へ向かう。

意匠は
・道立産業共進会場(グリーンドーム)
・牧場。

さっきは羊だったけれどこちらは牛さん。

局員さんに「次はどこを回られるのですか?」と尋ねられる。「その2局はこの前の道をひたすらまっすぐ行くとありますよ」と。途中で地下鉄に乗らないといけないと考えていたけれど、その必要はないと教えてくれた。次は札幌月寒中央通(さっぽろつきさむちゅうおうどおり)郵便局へ。ここから徒歩13分。

意匠は
・八紘学園のポプラ並木
・サイロ
・花菖蒲。

動物はいないけれど、なんとも牧歌的な風景印である。

さて、3局めぐったところで、お腹も空いてきたので「Stationery&cafe kushukushu」へ。ここがどうしても今年のうちに行っておきたかった場所で、以前アヴォンリー ポストとして参加した北広島で行われたイベント「Anne of Kushukushu」を主催されたチカコさんのお店なのだ。今月の半ばにチカコさんはカナディアンワールドにいらしてくださったのだが、残念ながら私はその日店番ではなかったので会えず心残りがあったのだ。

ナポリタンを注文。ずーっと歩き詰めでヘトヘトだったし、お腹もペコペコだったので有り難みが増す。

デザートは固めプリン。アイスをおまけしてくれた。

お店は私の好きな北欧風テイストで統一されていて、なんとも居心地が良い。一番奥の席に座って手紙を仕上げながら、チカコさんとのおしゃべりにも興じてとてもすてきな時間を過ごすことができた。こんなお店が近所にあったらなぁと願わずにいられなかった。

さて、Kushukushuさんはいつまででもいられそうなお店だけれど、先を進まなければ。ということで、後ろ髪をひかれながら失礼して、次に訪れたのは徒歩5分のところにある東月寒(ひがしつきさむ)郵便局である。

意匠は
・北海道農業試験場のカラマツ並木
・羊が丘展望台のクラーク像。

ここで、3通書いた手紙を差し出し、自分用の記念押印もお願いする。旅行貯金したら「たくさん回ってきたんですね〜。徒歩で?? それは大変でしたね〜」と笑顔のすてきな局員さんが労ってくださった。

これで本日のミッションは終了。達成感と充実感に満ちるこの瞬間がとっても好き。新千歳空港へ向かうべく帰路に着いたのだった。札幌は10代のころに住んでいた街ではあるが、私が住んでいたころは東豊線は走っていなかったし、福住のあたりは未知の世界だった。今回局めぐりをすることでなんとなく雰囲気が掴めて良かった。それにしても4局めぐって19000歩とは北海道はつくづく広い。


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てがみまYukoのふみあかり

田丸有子。 札幌出身、東京都在住。 情緒があるものやエレガントなものに惹かれる50代。 無類の手紙好き。肩書は「お手紙コンシェルジュ」。 L.M.モンゴメリの小説が愛読書。 すきな言葉は「雲心月性」。

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