札幌は朝から大粒のボタン雪が降り注ぐあいにくのお天気。市民のみなさんはゲンナリしただろうが、滑らない歩き方や歩くとキュッキュと雪がしまる音など札幌育ちの私にはなんでもない雪の景色や雪国ならではの当たり前になつかしさがこみあげた。
札幌駅北口のバス停からバスに乗り東営業所前で下車。徒歩5分ほどのチョコレート専門店「ロイズ東苗穂店」へ向かった。1階の広い店内にはチョコレート商品やパンが売っている。2階は広々とした居心地の良いお休み処(イートイン)になっていて、買ったものを食べたり130円で飲めるコーヒーなどの飲み物いただきながら休むことができた。
驚いたのはカカオ豆やチョコレートの歴史(?)を切手で表現した展示があったことだ。特に解説がなかったので詳細はわからないのだが、海外の切手や初日カバーなどが多数展示されていてびっくりした。ロイズのオーナーはもしかすると切手蒐集が趣味なのかも。切手以外にも世界のチョコレートのレトロなパッケージなども展示されていて、興味をそそられた。
窓の外を見ながらホットチョコレートを飲む。どんどん降ってくるなぁ…。ボタン雪が落ちてくるのを眺めていたら昔大好きだったカルピスのCMの歌を急に思い出した。
粉雪ホッ、ボタ雪ホッ、天からホッホッホーのホッ
あの人に ホッ、あの人に ホッ、わたしはホッホッホーのホッ
冬は〜 あの人ホット、私もホット、フルーツカル〜ピス、ホット🎵
細部は覚えていないが、確かこんな歌詞だった。覚えている方いらっしゃるかな。CMの画面はきれいな横顔のイラストの女の人が熱々のカルピスをフーフーしながら飲んでいる。そのイラストを真似してよく描いていたっけ。
さて、ここでのんびりするわけにはいかないので、次へ進むとしよう。
ロイズから徒歩20分。最初に訪れたのは札幌伏古(さっぽろふしこ)郵便局である。タイミングが良くなかったのかお客さんがたくさんいて、風景印をお願いするのをためらうほど忙しそうだ。それでもお願いすると、嫌な顔一つせずに応対してくださった。
札幌伏古郵便局の次は10分ほどバスに乗り、札幌東郵便局へ。ここでは数通の手紙を出し、マキシマムカードも作成した。
・ポストカード:宮脇綾子「切った玉ねぎ」
・特殊切手:冬のグリーティングより「オーナメント・ヒンメリ」(2025年発行)
・消印: 札幌東郵便局の風景印(札幌市東区のキャラクター「タッピー君」とサッポロビール博物館)
さて、局めぐりはちょっと一休みして札幌東郵便局から徒歩15分ほどのところにある「ヒシガタ文庫」へ。札幌在住の文通相手からおすすめされていたお店で、そのご本人とこちらで初めてお会いする約束になっているのだ。初対面だからちょっとドキドキ。でも一目ですぐに打ち解けることができた(少なくとも私の方は)。
「ヒシガタ文庫」は本屋さんと雑貨屋さんとカフェが一緒になっているお店で、家の近所にあったら通ってしまいそうなすてきなところだった。オリジナリティのある手紙文具も充実しており、なんといってもポストカードの種類が豊富で嬉しさのあまりお財布の紐が緩んでしまったのはいうまでもない。
カフェでホットドッグと紅茶をいただきながら、初めて会った友人との親交を深めた。手紙のこと、切手のこと、郵趣のこと、本のこと、ほかにもいろいろ。お互いに聞きたいことがありすぎて、時間が足りない。でもお会いできて嬉しかったなぁ!
友人と名残を惜しみつつお別れし、札幌北三十三条郵便局へ向かう。徒歩20分の道のりである。このころになると、雪が水分をいちだんと含んで重たいみぞれ状態になり、道もどんどん歩きにくくなっていった。日も暮れてあたりが暗くなってきたこともあり、思ったよりも遠くに感じた。転ばないように気をつけながら歩くと体に無駄な力が入ってしまう。郵便局にたどり着いたときには疲れ切ってしまった。
風景印の意匠は、札幌市立北小学校と東区のキャラクター「タッピー」。
ちなみにきょう訪れた3局で旅行貯金もしたが、お宝印は無かった。
雪が降っていなければあと1局ぐらい行ってもよかったが、本日のミッションはこれにて終了。そのあとはホテルに戻ってくつろいだ。明日は早朝の便で東京に戻るので、4時起きだ。準備をして早く寝ないとね。
おしまい
#小旅行 #北海道 #札幌 #風景印めぐり #ヒシガタ文庫 #郵趣 #旅行貯金 #風景印 #手紙
0コメント