12月4日、友人2人と一緒にずっと気になっていた文学館に行ってきた!
広々とした敷地で、金色に輝くイチョウの木が眩しい。
角野栄子さんの代表作は言わずと知れた「魔女の宅急便」。日本だけではなく世界中で翻訳されているらしい。
私はアニメは見たが、実は読んだことはない…。
文学館の中はこのように全面ピンク色。角野さんがよくお召しになっているお洋服の色だ。これだけピンクに囲まれると目がチカチカして疲れそうななものだが、むしろ快適。絶妙なピンク色なのだ。
建物の真ん中が3階まで突き抜ける大階段になっていて、2階に上がると展示室があり、そこでは角野栄子さんの原画を見ることができる。それから懐かしい黒電話でお話もできる。子どもたちが何度も電話をかけにきていた。
その隣の部屋は再現された角野栄子さんのアトリエだ。
捨てられないインク瓶…急に親近感がわく。
直筆🩷🩷🩷
懐かしい「ノーム」の背表紙を見つけて喜ぶ私。角野さんも妖精好き? この辺のラインナップは「魔女の宅急便」へつながる愛読書だったのだろうか。
ロザムンド・ピルチャーの「ロザムンドおばさんの贈り物」発見! 読んでいる本が同じだと親しみが湧くものだ。
本は目に見えない不思議な力を持っています。読む人の心に寄り添い、一生涯励まし続ける、魔法の力です。
文学館には角野さんが子どもたちに本の素晴らしさを伝えたい思いから自ら選んだ絵本や本がたくさんあって好きに読めるようになっているが、どうしても「赤毛のアン」を見つけられなかった。角野さん、アンは好みじゃないのかな。
さて、文学館には黒猫シアターと呼ばれる小さな映画館があって、時間になると角野さんの絵本が上映される。私たちが鑑賞した回は小さな女の子とその家族、私たちを含め大人が数人だった。上映されるお話は子どもが喜ぶ仕掛けがいっぱいだ。女の子の夢を壊さないように大人も全力で乗る。そこで私の友人が大活躍! あぁ、すてき。大人はどんなときもこうでなくちゃね。大人が楽しんでいないと子どもは世の中を楽しくないところだと思っちゃう。
5匹の猫を探し出し文字を組み替えて当てるクイズとか、猫の尻尾を見つけて数を当てるとか、その時々の企画があり大人も子どもも楽しめる。ただし、思ったほど簡単ではなくて広い文学館の中をあちこち歩き回り、階段を何往復もしなくてはいけない。私は足が疲れて(翌日筋肉痛になった!)休憩しようと友人たちにお願いモード。3階にある「カフェ・キキ」はガラス張りで素晴らしく見晴らしがいい。ピンクの飲み物を飲んでひと心地。
クイズの答えは「まじょねこ」だった。当てると右上のスタンプが押してもらえて、JIJIみくじを引くことができる。私が引いたおみくじにはこう書いてあった。
魔女猫からやさしい気持ちとったらね、黒い毛皮しかのこりません
尻尾を数える方のクイズは当たらず、答えも教えてもらえず…「(笑顔で)もっと多いみたいですよ〜」
そのあと、ミュージアムショップでポストカードなど購入して魔法の時間はおしまい。友人2人と隅から隅まで満喫して大満足。童心に帰った1日となった。
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